代表取締役ご挨拶

代表取締役社長  鈴木 洋三

 私は、主に消費者向け電子・電機機器のメーカにおいて40年にわたって、技術開発、生産、販売等の事業展開に携わって参りましたが、この間にSOLE設立時リーダーの西口泰夫氏と仕事を通じて知り合い、30年以上のお付き合いで公私ともに指導を頂いておりました。

 

 退職後はSOLE設立のミッションに共感し、設立メンバーとして参加しました。メーカにおいては、前述の事業展開を通じ会社経営にも関わりましたので、西口氏の言うように、「現在の企業が置かれている困難状況は、決して技術開発・研究開発のみ問題ではなく、技術開発・研究開発から事業展開までを含めた経営全体の問題だ」と深く認識しております。

 

 設立メンバーのうち一人は残念ながら他界いたしましたが、幸い、メンバーの幅広い人的ネットワークから、一緒に課題解決に取り組んでくれるパートナーにも恵まれ、活動の幅を広げて、設立当初想定していた中堅・中小の製造業のみならず、流通・食品産業においても、企業経営の支援をさせて頂くことができております。

 

 今後は設立のミッションを高く掲げ、マーケティング・研究開発、生産、販売、人材育成等企業経営の全般に渡りパートナーも含めた多様な我々の経験と総合力を活かして、企業の課題解決のお役に立ちたいと考えております。

設立時リーダーからのメッセージ

西口 泰夫  博士(技術経営) 

 21世紀に入り、企業を取り巻く環境が大きく変化しています。この変化の中で、企業の経営者の皆様は経営改善に力を注いでおられることと思います。しかしながら、特に、製造業では、「技術開発・研究開発の成果が、なかなか収益に結びつかない」、「新規事業がなかなか育たない」ということをよくお聞きします。これは、大企業から、中堅・中小企業に至るまでが、同様の状況にあると思います。

 

  私はこれまでの自分自身の経験と新たに学んだ学問をもとにして、『技術を活かす経営』という考え方を提唱して参りました。この考え方は、研究開発・技術開発開始の意思決定と投資からビジネスによる収益の回収までを一連の流れと捉えて、事業の収益を上げる効率を高めようとするものです。この観点から見て、現在の企業が置かれている困難状況は、決して技術開発・研究開発のみ問題ではなく、技術開発・研究開発から事業展開までを含めた経営全体の問題だと認識しています。  

 

  グローバルな視点において、世の中の多くの仕組みが変わろうとしています。この変化は企業経営にとっては厳しいものではありますが、その一方、大きなチャンスだとも言えます。SOLEがこのような認識の中で、中堅・中小企業の経営者の皆さまのお役に立つことを念願しています。

(注)

設立時リーダーの西口泰夫氏は、2016年5月末をもちまして退任致しました。SOLEは今後も、西口氏の提唱する『技術を活かす経営』を事業経営の柱として受け継いで参ります。